トヨタから、新世代小型乗用車、「IQ」の国内販売が発表されました。
マーケットインが得意なトヨタが、プロダクトアウトで市場に提案する新型車IQ。
果たして、この「IQ」、どこまでヒットするのか、非常に興味があります。
ポイント1 140万〜160万という価格。
この価格帯だと、同じトヨタならもっと広々したビッツが楽に買えます。乗用の軽自動車も、グレードのいいモデルはほぼ同じ価格帯です。同じコンセプトのスマートは、176万。小さくて安いクルマが欲しい人は、軽かヴィッツに。スタイルのあるクルマが欲しい人はスマートへ流れそうです。
ポイント2 コンセプトを反映したボディーサイズ

超高効率パッケージを謳うIQのサイズは、
全長 2,985mm
全幅 1,680mm
全高 1,500mm

で、もっとも近いコンセプトのクルマ、MBスマートは
全長 2,720mm
全幅 1,560mm
全高 1,540mm

比較的小さな軽のダイハツエッセと比べると、
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,470m
と、軽より短いけど幅はあり、スマートよりは少し大きいという位置にあることがわかります。スマートが二人乗りに割り切っているのに対し、IQは一応四人乗れます。都会のコミューター的な役割はありそうですが、ここまで小さいサイズを必要にする層がどれだけあるのかは疑問です。
ポイント3 燃費

リッター23kmは、軽自動車より少し劣る数値。ハイブリッドプリウスには遠く及びません。
IQ 23km
ヴィッツ 22km
スマート 18km
エッセ 26km
プリウス 35.5km
とこのように数値の比較だけでは、IQを積極的に選ぶ必要がないように感じられます。
とすると、購入層はどのあたりなのか?
○複数台クルマを所有しており、一台は二人乗りで小さくてもいいと考えている。
○とはいえ、軽自動車では少し抵抗がある。
○絶対的な価格より、バリューを重視する。
○スモール=ローインパクトというコンセプトに共感している。
(この場合、これ一台で!という層もありえる)
○スタイルよりも信頼性を重視。(MBでなく、トヨタを買うということ)
といったあたりが想像できますが、いろいろな点で「余裕」がある層が手を出しそうな気がしています。
住宅建築では「小さい家」がウケてますが、あれも予算よりライフスタイルからの要望のほうが大きいはずです。
いろいろ比較してみましたが、住まいもクルマも、実物見て「自分が探していたものだ」「欲しい!」と思えるかが、契約においては一番大切な要素の気がします。
このIQ、ディーラーに並ぶのは12月はじめのようです。
写真は、各社サイトから借用。