人気ブログランキング | 話題のタグを見る

みのもんたは「絶対」なのか?

あるところで偶然席が一緒になった方が力説していました。「何か伝えたければ、とにかく有名人に語らせればいいんですよ」と。

そう、あの、みのさんの広告のことをいっているんです。「タマホーム、いいねえ」

確かに、あの広告の威力はすごいです。最近流れているユーザーらしき家族とのやりとり編も、みのさんのキャラを活かした秀逸な広告だと思います。そして、現実にタマホームは売り上げをどんどん伸ばして全国に広がっています。

あの広告がうまいのは、ボリュームゾーンの団塊ジュニアに直接訴えるのでなく、資金援助する親世代の共感を狙っているところ。

「みのさんがいうんだから、間違いない。」

以前、無印の木の家の営業の人が「この家、団塊jr、ポスト団塊jr世代にはウケるだけど、親を連れてきたら、「こんなの家じゃない、よしなさい!」と言われて終わっちゃうんですよ」と嘆いてるのを聞いたことがありますが、戦略としては、タマホームのほうがうまいと言わざるを得ません。本当に狙うべきターゲットが見えています。

では、パッシブソーラーや地元の木の家をつくっている工務店も、多額のギャラとCF制作代を払って誰か有名人に語らせればいいんでしょうか?…そうではないと思います。




冒頭の彼、地域工務店は弱者だと位置づけてました。
では、弱者の戦い方を考えてみましょう。
(戦争にたとえるのは好きじゃないですが、ここではあえて)

弱者の戦略としては、ランチェスターの法則が有名です。

基本は、差別化。

1.局地戦で挑む。(ニッチ市場を狙う)
2.一騎打ちできるようにする。(ライバルの少ない市場を狙う)
3.接近戦に持ち込む。(スキンシップをとる)
4.一点集中する。(ターゲットを定め、重点化する)
5.陽動作戦。(手の内を読まれないようにする)

が5大戦略として知られています。ちなみに強者の戦略は、

基本は、追従。

1.広域戦 大きな市場を狙う。
2.確率戦 数打ちゃ当たる。
3.遠隔戦 広告や媒体を利用する。
4.総合戦 あらゆる手段を使う。
5.誘導作戦 有利なところに誘導する。

弱者と強者のどちらの戦略をとるかは、立ち位置をどこにするかで変わってくるので、なかなか難しいところではありますが、冒頭の彼は、すべて強者の戦略で戦えと言ってる訳ですから無理があります。

大衆が分衆化し、個人のなかでもスタイルを使い分ける現在にあって、一元的なプロモーションには限界が出てきます。それは、同じパッシブソーラーという武器を使う工務店であっても同じこと。同じような販促ツールをアレンジしてみんなに勧めているプロモーターもあるようですが、「他が使ってるからウチも」と安易に飛びつくのでなく、自社の現状をしっかり把握して、必要なツールを順番に用意していくことを、アドブレインとしてはおすすめします。
by adsan | 2008-03-10 22:52 | 販促小ネタ集


<< スローハンドさんの仕事 だんだんの家、3週目 >>