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本業の話2

前回に続いて、DMによるランクアップの事例の紹介。冬に4枚枚のB4チラシで新規50組の集客に成功したクライアントが、自社のスタイルにあった層の絞り込みをしたいとのことで、あえてボリュームゾーンの団塊ジュニア・子育て世代を狙わず、比較的可処分所得の高い層を狙った質感のあるDM(500通)で見学会の告知を行いました。

あいにくの梅雨空ではあったが、狙い通り、40〜60代の予算に余裕のある層を中心に20組弱の集客に成功。街中からかなり離れた現場ではあったが、物件の特長とターゲットの嗜好をうまく合わせることで、遠くても見に行きたくなる案内とすることができました。

団塊ジュニアとか、団塊世代とか、大きな括りで物事を捉えることも大切ですが、マスマーケットが均一ではない今、「ひとくくり」で顧客を扱う高度成長期的発想は通用しません。市場がいくら大きくても、その市場のなかで多様化しているのが今のマーケットです。特にDMでは、広く浅い案内ではなく、テーマを絞ることで「これが見たい」と思わせることが必要になります。その点では、今回のDMはうまく行ったといえます。
by adsan | 2006-07-03 18:34 | 今月のお仕事


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