人気ブログランキング | 話題のタグを見る

コミュニケーションといえば、

W杯では、日本が予選敗退してしまいましたが、実力差はもちろんのこと、コミュニケーションがうまくいかなかったことが、勝てる試合を落とした要因だったように感じました。





初戦のオーストラリア戦、FWの柳沢に替えてMFの小野を投入したとき、監督は小野に対して
「前でプレイしろ」と指示したそうですが、暑さの中耐えてきた守備陣は、たぶん「FWに替えてMF投入ということは守備固め?でもならなぜ小野なの?中田浩じゃないの?」と思ったに違いありません。もしかしたら、小野自身も「ここでヤナギに替えてオレ?」と思ったかもしれません。そんな状況で同点にされ、同点で逃げ切るのか、あくまで勝ち点3を狙って前掛かりでいくのかという意思統一もできぬまま、逆転、そしてダメ押しの追加点を次々と取られることになってしまいました。

次戦のクロアチア戦も、「おお、シュートしないでオレにパスかよ?」的なチグハグなシーンが何度か見受けられました。ヤナギの「急にボールが来たのでうまく反応できませんでした」とコメントからも、受けてにまったくその気がなかったことがうかがい知れます。FWがそんなことじゃ困るんですけど(笑)

ブラジル戦は明らかに実力差がありましたが、前2戦はなんとかなった試合でした。敗戦後は、「フィジカルや技術の強化」が一斉に叫ばれてますが、そんなことは戦う前からわかっていたことで、的確な采配や意思統一があれば、もう少しいい戦いができたのではないでしょうか。前哨戦のドイツ戦で魅せた互いに活かし合う動きがあれば、少なくともクロアチアには勝てたでしょう。そう考えると、まずはそこがなぜうまく行かなかったのかを考えるところから、次のW杯への戦いがはじまる気がします。

おまけ

コミュニケーションといえば、ブラジル戦のあとの中田に対するインタビューアの質問はひどかったですね。ラトビア戦の時も、質問というより感想を押しつけてるような内容でしたけど、今回も同じようなことを何回も聞いて、中田が「話聞いてます?」って聞き返したのには思わず笑ってしまいました。今回の日本勢の中で、一番出来の悪かったのは、ヤナギでもジーコでもなく、インタビューアだったかも。
by adsan | 2006-06-25 01:45 | 雑記


<< たまには本業の話も 説得力? >>