VWのライバルメーカーとして、日本ではヤナセが販売をしていたオペルが日本から撤退するそうです。国内における輸入車の販売台数では、VW、MB、BMWのドイツメーカーがトップ3を独占(2006年4月度)するなか、ひとり蚊帳の外だったオペル。ブランド力のある他のドイツ車に比べると地味な存在だったオペル。走りはVWよりスポーティーですし、ドイツ車に乗りたいけど、みんな乗ってるゴルフはイヤという人に選ばれていたようですが、やはり、ブランド力が足りなかったのでしょうか。クルマ好きにとっては残念なニュースですが、どういう世界観を提示できるかがブランド構築の一番のポイントであることは、自動車メーカーもビルダーも同じこと。当ブログでは、ユーザーとの接点の重要さを強調していますが、世界観を持たず(もしくは捨てて)、ユーザーアプローチにだけ頼ると痛い目にあいますよ。