最近、女性をターゲットにした広告戦略や商品開発の話をよく耳にするようになってきました。「奥さんを落とせ」ということ自体はそんなに新しい発想でもなく、昔から言われてきたことなんですが、ここに来て、大手ハウスメーカーは女性スタッフを増員し、地域工務店でも女性受けする設計を前面に押し出しているところが増えてきています。そういう自分も、奥さんが「ねえねえ、あなた、ちょっとこの家よさそうだから、見に行かない?」的な行動を誘発するチラシをつくったことがありますし、実際に集客もうまくいきました。
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確かに夫婦間でのリーダーシップは奥さんが握っていることが多いのですが、盲目的に女性受けだけを狙うことがいいことなのかについては、正直疑問に思っています。それは、地域工務店は、ハウスメーカーで家を建てたくないという人向けにポジショニングすべきで、ハウスメーカーの二番煎じのような戦略をしたところで、戦術への落とし込みのところで物量に勝るハウスメーカーにかなうはずがないと思うからです。
また、団塊世代がリタイヤして、家を拠点としてセカンドライフを愉しもうとすると、それまで家に関心のなかった旦那が、急に家づくりにいろいろと夢を膨らませるようになるはずです。そうなると、「オトコの夢」を実現させてあげる対応のほうが受ける可能性が高いといえます。独自化を目指すなら、そちらのほうがよっぽどエッジの効いた打ち出しができるはずです。
自分も実践しているので、「女性向けマーケティング」を否定するつもりはありませんが、自分たちの家づくりや商品特性、ライバルとのポジショニングを考えて採用しないと、かえってその他大勢のなかに埋もれてしまいます。その点は注意して採用しましょう。
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オトコの実現欲(物欲含めて)も捨てたもんじゃないよ、と自分を振り返って思ったりするのですが、そういう時代にならないかな。難しい話をしたけど、実は、かみさんの尻に敷かれることを助長するようなプロモーションはしたくないってのが、オトコとしての本音なんですけどね(笑)。